■■■ 予防接種あれこれ ■■■

鋭ちゃんのあさいちラジオ
(MBS1179 毎週土曜日6:00〜)に出演
放送された内容をご紹介しています



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下記は日本文字放送原稿から再構成しています

予防接種にはいろいろ種類があります。

 種類が多いですし、接種する年齢もちがいます。これをきちんと理解して間違いな外に難しいと思います。

 子どもの時に是非受けて欲しい定期予防接種としては

  ・結核予防のためのBCG
  ・ポリオの生ワクチン
  ・ジフテリア、百日咳、破傷風の三種混合ワクチン
  ・はしかワクチン
  ・風疹ワクチン
  ・日本脳炎ワクチン

があります。この他に、任意でうけるものとして、水ぼうそう、おたふくかぜ、インフルエンザのワクチンがあります。A型、B型の肝炎ワクチンも行われています。

結構たくさんありますが、ちゃんと受けている?

 受け忘れが結構あります。ワクチンの接種率については、日本のワクチン接種率は先進諸国の中では、かなり低いほうです。定期予防接種だけをみても、多くの国で接種率が90%を超えているのに対して、日本は7〜80%程度しかありません。はしかについて言えば、WHO、世界保健機構は、日本を発展途上国なみの対策が最も遅れた国と位置づけています。

接種率が上がれば上がるほど、その感染症で亡くなる人の数は減るのは間違いありませので、一人でも多くの方に受けて頂きたいと思います。

なぜ、接種率が低い?

これは、制度の違いが大きく関係しています。例えば、アメリカでは全ての州で、はしか、ポリオ、風疹、ジフテリアの4つは接種義務があります。学校に入る時には予防接種を受けたという証明が必要です。しかも、接種率を上げるために、MMRワクチンを使っています。MMRワクチンというのは、はしか、風疹、おたふくかぜのワクチンを3種類混ぜたものですが、これですと一回で全部すみますから効率が良いのです。
 一方、日本ではMMRワクチンは残念ながら中止されていますし、、平成6年の予防接種法改正で、ほとんどのワクチンが個別接種に移行しており、これまで学校や保健所で一斉にやっていたインフルエンザ、風疹のワクチンも一人一人が医療機関で受けないといけなくなっています。そのために、受け忘れる方や、中には受けなくてよいと思われる方が増えてきたのではと思われます。

集団接種から個別接種に変わったことで、どんないい面がありますか?

集団接種では過去にいろいろトラブルがありました。個別接種にすることで、体調のいいときに受けて頂くことができるようになりましたし、子どもの体質をよく知っている主治医と相談して、その子にあった予防接種計画が立てられるようにもなりました。慢性疾患のある人も受けやすくなりましたし、アレルギーのある方もワクチン専門外来などで受けることが可能になってきました。

ワクチンも昔より良くなってきているのでは?

 全く副作用のないワクチンはありませんが、最近のワクチンはたいへん良くなってきています。百日咳ワクチンも一旦中止された後、成分ワクチンに変わり劇的に副作用が減りました。また、ワクチンによっておきるアレルギー反応の原因についてもずいぶんいろいろと分かってきました。これまでワクチンにゼラチンやチメロサールといった安定剤や添加物が入っていましたが、これがけっこうアレルギーの原因になることがわかってきました。そこで、最近のワクチンはこういったものを極力いれないようにしています。いろいろな意味で、かなり安全になってきたと言えると思います。

ワクチンを巡る最近の話題(トピックス)について教えてください。BCGも一部廃止されたと聞きますが。。。

ええ。小学校1年と中学1年でやっていましたツベルクリン反応とBCG接種が今年、廃止されて、生後3ヶ月から4才までの1回だけになりました。それから、風疹ワクチンですが、来月の末までの特別措置として、15歳から24歳未満の方は無料でワクチンが受けられる制度が設けられています。来月までは無料ですので、風疹ワクチンを受け忘れている方はこの機会に是非、最寄りの保健センターなどでご相談頂きたいと思います。生年月日が昭和54年4月2日から昭和62年10月1日生まれの方が対象ですので、お間違いのないようにお願いいたします。